[睡龍]
●まだ厚みは無いが、五味の連携は秀逸。
五百万石60%・日本晴55%、9号酵母、Alc.15%、日本酒度+8.0、酸度1.8、アミノ酸度1.4、一火
穏やかでさわやかな上立香は、淡いマスカットとわらび餅、米麹を連想させる。先ず、渋みと酸を感じ、遅れて米の甘みが広がり始める。その後、酸味も絡みアクセントを加え、ラストに酸が辛さを与えて引き締める。非常に味の連携、流れの良さを感じる。余韻には若さ故の渋みが残る。
(お燗) 40度、米麹の味が濃くなるが、渋みを感じると辛さがどんどん広がりバランスをとる。後口、爽快。50度、凝縮感のある甘みを感じる。空気を含むと、途端に渋みと辛さが広がる。60度、渋みが大人しくなる。米麹の甘さと酸の辛さのバランスは良いのだが、ふくらみが小さい。後半渋くなる。(2023.2.11)
1800ml 2970円