竹鶴H22BY純米酒・秘傳(ひでん)
  竹鶴酒造 広島県

●甘く鈍重なところは皆無
 八反錦70%%、601号酵母Alc.15.6%、日本酒度+14.0、酸度1.7、アミノ酸度1.1
 微かに金色の混ざる山吹色。味噌、木質、昆布出汁、わら半紙、醤油などの香り。甘さや鈍重さがなく、かつ透明感のある熟成した味わいに、少しだけ酸っぱさのある切れの良い酸が絡み、辛さも表現する。ベースには米の旨味のクッションがあるので辛くとも厚みと柔らかさを感じる。さばけよく、飲み疲れしない。
(お燗) 40度、酸味と辛さのある昆布出汁、醤油味の薄味スープを飲んでいるようだ。50度、酸のすっぱさが少し強くなる。柑橘系の酸味と昆布出汁、白いご飯の淡い味わいが混ざる。60度、米の旨味、エキス的味わいと柑橘系の酸味がバランスよく、この温度で初めて竹鶴らしい濃さを感じる。
 1800ml 2550