睡龍H21BY純米ふた夏越しひやおろし
  久保本家酒造 奈良県

●まだ若い?
 五百万石、アキツホ65%、9号酵母Alc.15〜16%
 山吹や枯草色。和三盆やカシューナッツの淡い熟成香がある。昆布出汁様の旨味の中に、甘みとお餅のような旨味が感じられるが、ふっと水っぽさがよぎったと思うと、奥の方から苦みが押し寄せる。この苦味、慣れない味ではなく、徐々に渋さと酸味がとってかわるようになる。余韻にはまだ渋さがある。
(お燗) 40度、アタックで心地よい甘さと苦みとがせめぎ合う。後に渋さが顔を出す。50度、苦みは収まるが、酸と渋みが甘みとバランスをとる。鋭角的な印象になる。60度、酸に支えられた甘みが心地よく広がる。特に、少し温度が下がった頃が良い。
◆要冷蔵とありますが、味見の結果、長期でなければ特にこだわる必要はないと思われます。
 1800ml 2600