小笹屋竹鶴H19BY宿根雄町純米原
  竹鶴酒造 広島県
 
●意外に軽快
 雄町65%、701号酵母、日本酒度+12、酸度2.0、アミノ酸度1.8、Alc.18.4%
 うすく緑色がかった煎茶色。香りは低いがロールケーキのメロンクリームの香りに似ている。
 まずトロミと甘味が伝わってくる。すぐに酸を認識するようになると、甘酸っぱさへと変わり、切れも出てくる。
 その後は、鰹と昆布の出汁のような旨味が加わってくる。ずっしりと重い感じは無く、意外に軽快である。余韻にすこしの渋みと、前述出汁の味わいが長く続く。
(お燗) 温度が上がってもアルコールが鼻腔を刺すことなく、まろやかに香る。アルコールの舌への刺激はあるものの、冷やで感じた味わいがお燗で一体化して、一度に感じられる。余韻は鍋物の後のおじやを食べた感覚と共通点がある。
 1800ml 3150