★このお酒が出荷されるのを私は待ち続けました
山田錦（兵庫県産）40％、KA-1（熊本）酵母、Alc.15.6％、日本酒度+5.5、
酸度1.8、アミノ酸度1.0
初めて出会った時、大きな衝撃を受けた。
確かに、今の竹鶴から考えれば「らしくない」酒だったかもしれないが、「これだけ綺麗に造られた純米大吟醸はなかなかお目にかかれるものではない」と直感した。
当時、最高の評点を与え、そして興奮気味にその感動を専務や杜氏、社長に伝えたのだった。
だが、それから一向に出荷の様子は無かった。
時々、呑切会に「出荷予定なし」の品として並べられていた。「香りだけ先行して味わいは若いまま」だとか「きれいに熟成してきているがまだ若い」だとか感想を述べた年があった。
そして昨年「綺麗に熟成している」との評価を与えていた。
ついに、専務のメガネにも適い出荷となった。
このスタイルで、竹鶴純米大吟醸が造られる事はもうないだろう。その意味でも大変貴重なお酒である。
７２０ｍｌ ６３００円
