大七1992年自然酒生もと純米(20年古酒)500ml
再入荷
 大七酒造 福島県

●20年とは思えない冴え
 華吹雪(減農薬・減化学肥料)62%、オリジナル酵母Alc.15%、日本酒度+2.0、酸度1.9、アミノ酸度1.3
 雌黄色(少し赤みのある黄色)。ローストナッツ、高麗人参酒などの熟成した香り。柔らかで良く練れた熟成味と、控えめに主張する甘みがある。酸によりキリッと引き締まっており、小気味よいハネを見せる。20年も経つが、この冴えは見事。余韻に僅かな渋みと、漢方薬の様な苦味がほんのり、そして長く残る。
(お燗) 40度、酸味がよく分かるようになり、熟成味とよく絡む。甘みが軽い。後口に渋み。50度、酸はよく効いているが、丸みがある。甘さは控えめになり、熟成味も薄くなる。60度、トロミが現れ味わいも濃くなる。練れた熟成味と、溌溂とした酸のコントラストが楽しい。

◎1992年と言えば、伊藤勝次氏、金田一政吉氏がご存命の頃のお酒です。名人のタッグが造り出したお酒を今一度味わってみて下さい。
  500ml 1890