小笹屋竹鶴H22BY大和雄町純米原
  竹鶴酒造 広島県

●一杯のインパクトより何杯も飲める心地良さ
 大和産雄町65%、701号酵母Alc.19.5%、日本酒度+3.5、酸度2.2、アミノ酸度3.1
 上立ち香は弱く、微かにカモミールとファンデーションのような香りがする。アタックはさらりとし
ていて、柔らかな舌触りと甘みがあり、「原酒?」と思える程である。舌の奥に進み、酸や米エキス的
旨味を感じるようになると、辛みや複雑な味、濃厚さもわかるようになる。この大和、H21BY辺りから
繊細さが備わってきているように思う。一杯のインパクトより、何杯も飲める心地良さがある。
(お燗) 40度、トロリとした舌触りの中で、柑橘系の酸で引き立てられた甘みが存在感を示す。
余韻は少し渋い。50度、甘みの中に出汁様の旨味が見える。辛さがわかるようになる。余韻に苦み
と渋み。60度、甘みと、出汁様の旨味に酸が融合し、厚みとまとまりが強調される。
2012年7月11日、石川杜氏から連絡がありました。「H22BYの大和雄町は、滓が出始めました」♪
 1800ml 3150