竹鶴H21BY秘傳純米酒
  竹鶴酒造 広島県

●この酒はつまみになる
 八反錦70%、601号酵母Alc.15.6%、日本酒度+15.0、酸度1.5、アミノ酸度1.4
 竹鶴にしては”淡い”山吹色。オレンジ、味噌、醤油煎餅の香りの他、深いところに生クリームを感じる。辛さよりも米のエキス分的味わいと甘さを先ず感じる。そして、柑橘系の酸味やわずかな苦みと絡み合ってくる。フィニッシュは間延びすることなく辛さとコクのある苦味で締めくくる。一つの完成した料理のように複雑な味わいがまとまっているので、この酒をつまみに別の酒が飲めそうな気がする。
(お燗) 40度、少しインパクトが弱くなるが、米の旨味に苦みと酸味のアクセントを加えたスープのように思える。50度、甘みがコクのある苦味に支えられている。意外なほどあっさりと切れる。60度、甘み、旨味に酸が溶け込み円やかになる。そして出汁様の味わいがじわっと広がる。
 1800ml 2550