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睡龍H１９BY生もと純米「生詰め」（四夏越しひやおろし）再入荷品
　久保本家酒造　奈良県

●６０度で味がぐんと広がる
　山田錦、アキツホ65％、7号酵母、Alc.15〜16％
　少し茶色の混ざる山吹色。木質や昆布出汁というか、年季の入った箪笥を連想する香り。酸による辛みが一本筋を通しているが、ほのかな熟成味と軽めの練れた甘みが伸びやか。三口目ぐらいから酸と旨みが融けあって感じられる。酸は柑橘系の旨みも表現する。余韻ではその柑橘系の旨みと熟成の甘み、渋み、そして辛さが絡み合う。
（お燗）　４０度、甘みが濃くなるが、同時に酸も強くなる。渋みが淡い木質系の味を引き出す。５０度、米の旨みと甘みのベースの上に柑橘系の旨みがある。引き締まった辛さを感じる。６０度、酸のきりきりした引き締めが緩くなり、甘みと柑橘系の味わいが融合しながら広がる。
　１８００ｍｌ　３４００円