生もとのどぶH19BY仕込18号火入
 久保本家酒造 奈良県

●「旨口」表示つき
 山田錦アキツホ65%、7号酵母、日本酒度+9.0、酸度2.1、アミノ酸度2.0、Alc.15〜16%
(上澄み) 奈良漬の香りがする。その香りは口中香にも引き継がれる。酸味の効いた熟成した奈良漬を白いご飯の上に乗せて食べているようだ。後半はご飯の優しい味わいがまとめる。
(上澄み燗) 乳酸系の香りに変化する。冷やよりシャープな印象になり奈良漬味ではなくなる。辛口に切れ、酸に動きを感じる。余韻にも鋭さが加わる。
(にごり) 香りに甘さを予感させるものがある。不二家のミルキーにも似た香り。生クリームのショートケーキにメロンが乗った部分の味わいに似ている。舌触りもひやよりずっと優しくなり、なるほど「旨口」の意味がよくわかる。余韻でわずかにに奈良漬味を感じる。
(にごり燗) 香りは上澄み燗と同じような感じ。酸味が活発になり、ベースになる旨味を舌が探しはじめる(探し当てる)。冷やより軽く感じるようになる。
 1800ml 3000