小笹屋竹鶴H21BY大和雄町純米原
  竹鶴酒造 広島県

●繊細さと緻密さがある
 雄町65%、701号酵母Alc.19.1%、日本酒度+9.0、酸度2.1、アミノ酸度1.9
 透き通る山吹色。黒糖、昆布の佃煮、胡桃の渋皮、奈良漬などの香り。柑橘系の酸味が溶け込んだ
トロンとした舌触りの優しい甘みを感じる。いつもの年の大和雄町のダイナミックさは無いが、繊細
さがある。しっかり溶かすことで表現された米の旨さを緻密な酸が網のように掬い取る。切れ良く、
余韻にはほんのりスパイシーさを含む甘みが残る。
(お燗) 40度、柑橘系の酸を含む甘さのトロミと濃さが増して感じられる。50度、甘み、旨味
共に濃くなるが、酸が効いて切れが良い。柑橘系の仄かな苦みが心地よい。60度、出汁様の旨味と、
甘みが絡み合い、それを柑橘系の酸が効き締めている。
 1800ml 3150