扶桑鶴H22BY純米酒高津川
 桑原酒場 島根県

●酸味が活発
 五百万石(麹)、ハナエチゼン(掛)70%、7号酵母Alc.15.5%、日本酒度+6.0、酸度2.4、アミノ酸度2.1
 熟したメロンシロップのような香り。香りからトロミのある甘さを想像したが、意外にも甘さを振りほどくほどの活発な酸が見られる。柔らかな米の旨味はちらりと見え、甘みと酸味、そして柑橘類の様な苦みの順に現れる。最後は渋みがのぞき、締めくくる。酸っぱさが印象に残るかも知れないが、熟成後には良いアクセントとして感じられるだろう。
(お燗) 40度、少しだけ酸が大人しくなり、穏やかさが現れる。と、同時に米の旨味も少しわかりやすくなる。50度、すべてが大人しくなり、薄く甘苦い味と酸っぱさ渋さが感じられる。60度、味の濃さが戻り、まとまりができる。酸っぱいながらも厚みのある味わい。
 1800ml 2153